【社長さん、ご自身の引退の時期ははっきりと決めていますか?】
2019.04.10 ブログ
突然ですが、社長さん。
ご自身の経営の「ゴール」をきちんと決めていらっしゃいますか?
会社の経営が最終的に行きつく先は次の4つしかありません。
①親族への承継(子や兄弟へ会社を譲る)
②第三者への承継(M&A)
③会社の精算(廃業・会社解散)
④倒産
当然ですが、④は望ましいものではありませんので、実質的には、
①親族へ譲る
②第三者に譲る
③会社を無くす
のいずれかを選択することになるわけです。
おそらくいまは社長がバリバリ仕事ができると思いますので、経営が成り立っていると思いますが、5年先10年先はいかがでしょうか。
嫌でも会社の将来の事を考えていかなければならないのではないでしょうか。
準備が足りずに、他の選択肢を検討することなく、③会社を無くすことになれば、従業員や取引先の今後の生活にも大きな影響を与える可能性もあります。
準備に早すぎる事はないと考えますので、社長さんにとって、まずはご自身が目指す経営のゴール(=経営者個人としての社長の「出口」)は一体何であるかを考えていただく事は有用だと考えます。ぜひとも一度じっくりとお考え下さい。
そのうえで、現在は②第三者への承継(M&A)も活発です。
当事務所ではM&Aの支援を行いますので、下記で情報だけでも集めて頂ければと思います。
また、気になることやご相談されたいことがあれば、直接お話を伺います。もちろん秘密は厳守です。
ぜひともご検討下さい。
その他、司法書士ならではの事前準備もお手伝いしています。
親族承継であっても、第三者への承継(M&A)であっても、その事前準備は非常に大切です。
例えば、御社は
・きちんと株主名簿を備えていますか?
・定款はきちんと管理されていますか?
・役員の任期はきちんと管理をしていますか?
これらは法律上求められる最低限の事項です。
誰かに経営を引き継ぐときには、今の経営者が当たり前の事を当たり前にきちんとしておいてあげる責任があるかと思います。